まんしゅう家の憂鬱

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「まんしゅう家の憂鬱」まんしゅうきつこ

近代日本は自小説が発達したそうである。それに伴ってか、エッセイ漫画も数多く出版されている。

エッセイ漫画といえばまずは桜玉吉なんだけど、それはまたいずれ。で、最近では女性のエッセイ漫画、それも無頼漢な方向性は明らかに女性側な気がする。西原理恵子とか。一方、男性は基本的に自虐ネタが多い。

 

で、ペンネームがまんしゅうきつこである。その理由も本書にあるが、ともかく破滅的というか自虐的というか下ネタ度合いが凄まじい。書籍化となったそもそものブログの名前がオリモノわんだーらんどである。ちなみに本書と内容がほぼ被るので検索して読まない方がお得。

 

単に下品であれば嫌気がさして終わりである。

俺としてはアラサーちゃん峰なゆかあたりは読めない。"読者はこーいう下品なネタが好きでしょ?ホレホレ”的な感じがするんだが、本書はあまりにアレなのと同時にその演出に知性を感じる。

 

ちなみに俺は本書を立ち読みしながら笑いをこらえるに必死であった。購入して嫁に渡すと、ヒイヒイ笑いながら読んでた。

 

オススメ度★★★