コブラ会

中年のおっさんを殺すドラマシリーズを2本見てしまう。

 

その1■コブラ


『コブラ会』予告編:『ベスト・キッド』の物語は続く - Netflix

ベスト・キッド」(カラテ・キッド)をおぼえているだろうか?ゴールデン洋画劇場でも日曜洋画劇場でもとにかくテレビで何度も放送されたんじゃないかと思うんだが、あの名作の続編。

なんと出演してる俳優…主演の2人…が当時と一緒!

 

確か「ベスト・キッド」もシリーズで3作あったと思うんだが、俺ぁ1作目だけしかおぼえてないし、それも最後の"鶴のポーズからの顔面キック"ぐらいしか思い出せないレベルだったんだが、この「コブラ会」は1作目だけでOK。しかもちゃんと当時の映画を振り返るシーンが何度もあるので、そーだ、そーだった!と思い出すこと請け合い。

 

コブラ会」の主人公は映画で負けた方。空手の決勝戦で負けて以来、人生の負け犬となっている不良中年の目の前で、若者同士の弱い者いじめが起こる…って、もう展開が全部読めるのだが、これが面白い。

 この負け犬の中年が"昔は良かった"というノリで、クルマといいファッションといい音楽といい、当時の子供がオッサンとなった今、懐かしくてしょーが無い。今どきの高校生に「ガンズ・アンド・ローゼスを聞け!」と説教するドラマである。

 

あと、コブラ会="COBRA KAI"とか、先生="SENSEI"とか、とりえあずサービスで盆栽あげるとか、なんか間違ってるような気がする日本文化も面白い。

 

その2■「恋は雨上がりのように


TVアニメ「恋は雨上がりのように」 本予告PV

原作のマンガは全部読んでたけど、結局最後まで見た。

 

"美人の高校生が、うだつのあがらない中年に恋をする"という中年を殺すためにつくられたアニメといえよう。。実写映画は見てないけど、これはマンガなりアニメなりで記号化されてないとスゴク気持ち悪い作品になると思うんだけどどーなんだろう。

 

で、このアニメシリーズ、よくできてるな~と思いつつも正直最後が気持ち悪い。終わり方がなぁ。。原作漫画のあの"ちゃんとした"終わり方がしっくりしてただけに、アニメ版のあの終わり方はちょっとなぁ…。2期の制作を考えてる感じはするんだけど、ちょっとオッサンは納得してないなぁ…。