映像研には手を出すな!

原作マンガも良かったですけど、アニメも良かったです。
「映像研には手を出すな!」


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湯浅政明が監督ってのが大正解でした。
この監督、当たりハズレはあるけど、当たりはホント凄い。
「ピンポン」も、あの超絶的原作マンガをさらに超えてたと思うし。
とにかく主人公ら3人の会話のテンポは素晴らしい。

 

そもそもがアニメ内でアニメをつくるという"アニメ内アニメ"
さらに"アニメ内アニメ"の絵コンテをアニメ化することで、"アニメ内アニメの原案アニメ"という非常にヤヤコシイ状況を、絵のタッチと動きを変えることで一発で理解できるのは素晴らしい。

 

主人公ら3人で唯一絵が描けない、というかアニメにそれほど興味がないプロデューサー的立ち位置の金森というキャラクターが非常に魅力的なんだけど、これは俺がオッサンだからなのかな…?

 

ただ、原作も回を重ねるごとに段々魅力が無くなってくる問題はこのアニメもそうで、正直、一本目のアニメ(少女VS戦車)をつくるまでが最高に面白い。

 

なんでかな?と思えば、アニメはどうやってつくられるのか?という技術的な説明…本作ではプロペラが回る、という表現はどうやってつくられるのか?という説明がスゴイ面白いんだけど、そーいう話は後半になるにつれて、どんどん制作進行とか資金調達とか政治力とかの方向になってしまうのが残念ではある。