雨が続くとやる気が出ないのかもしれない

最近、やる気が無い。
あんまりやる気がないので、本ももちろん映画もマンガも見れないぐらい。

 

ただ、2分程度のyoutubeをザッピング?しながら見てたら
西村博之こと"ひろゆき"のyoutube動画が興味深かった。
検索すれば山ほどでてくる。

 

かつては悪名高き?2チャンネルの創始者の彼だが、
今では一般人から寄せられる短文での質問を答えてるようだ。
これら一連の動画の数は滅茶苦茶多いものの、意外と関心させられる。

 

このQ&Aが事前通告なく編集抜きに答えてるのなら、
その反射神経と簡潔明瞭さ、恐ろしいほどの知識量と頭の回転の良さだと舌を巻く。

 

特に昨今のIT系ビジネス系のQ&Aについては、自身の経験から裏打ちされたモノもあってスルドイ。

 

ただし、弱点としては、ホントに専門分野…さらに哲学的・道徳的ともいえる分野は多少不得意のようである。

 

例えば、ひろゆきは貨幣発行権を持つ国家におけるマクロ経済の理解は一般常識的の枠を出ない。その経済について上念司との対談については、さすがに上念司が何枚も上である。

ただ、それら経済についての質問はそれなりの知識がないとできなため、それなりのレベルは感じる。

 

もうひとつ、小林よしのりとの対談において"人生の意味とは何か?"という問いにおいて、ひろゆきは「人生に意味なんて無いよ」と、実に今のクレバーな若者?らしく答えるが、
一方、小林よしのりの答えは「本当に意味が無いなら、この対談にも意味が無い。我々は希望を持つしかない。この対談が終わった後、お互いに何かひっかかるものがあればそれが意味を持つ。そういう小さいことを期待して少しずつ進むしかないじゃないか」

これは小林に軍配があがるだろう。

(なんで上念司と小林よしのりという、いわゆる右派なのかはよくわからんが…)

 

今、若者にひろゆきが人気らしいが、わからないでもない。
こういう、学生っぽく生意気な態度ながら頭の回転がはやい。

 

一方で、ホントにこれが尊敬できる人物像なのか?
については俺はちょっと無理だ。
いわば、ホリエモンとかひろゆきとかに共通するのは
"飄々として世渡りがウマイ"という印象である。

 

"生きる意味なんて無いよ"というのは理性的に考えて正解である。
しかし、生きる意味が無くても死ぬ理由は無いし、度を越えた金持ちでもない限り、生きる意味がなくてはあまりにもみじめだ。

どこか不器用ながら、愚直ともいえる、とるにたらない道徳といった価値観こそが素晴らしいと感じたいのだ。