パッドマン

■「戦狼/ウルフ・オブ・ウォー」見る。


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面白い…けど、F夫君に紹介できるかどうかは悩むレベル。

 

本作は「戦狼」の続編「戦狼2」なのだが、日本での公開は本作だけっぽい。まあ物語はあって無いのと同じだから別に問題は無い。物語2割アクション8割。

 

アクションは素晴らしい…んだけど、「マッハ!」とか「バーフバリ」ほどの突き抜けた狂気が足りない。唯一突き抜けてるのは"愛国心"かな。。

 

予算もアクションもハリウッド並みだけど、どうしてもハリウッドの二番煎じっぽい感じが抜けない。なんかどっかで見た感じはぬぐえない。画面も照明のコントラストの無さとか、なんか妙に安っぽい画面なのは日本映画も同じだけど。


ただ、みっちりと人質がいる建物にクルマで突撃してひき殺しそうになったり、戦艦からミサイルぶち込んで人質皆殺しにしそうだったりするのはちょっと面白かった。

 

正直「ザ・レイド」がオススメなのだが、ちょっと暴力的すぎて某Hの許可が下りない。


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■「パッドマン 5億人の女性を救った男」見る。


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うむ…こいつは面白い!本作は実在の人物の物語である。

 

当時のインドの生理用ナプキンの利用率は12%程度だったという。高価だったというのもあるが、そもそも生理について語ること自体が宗教的なケガレ、不浄とされており、女性はずっとぼろ布を当てることでしのいできたという。そのため、病気になる女性も多かった。

その問題に憤慨した新婚ホヤホヤの新郎が、生理用ナプキンの普及に生涯をささげるという物語。

 

とにかく、妻にもうナプキン持ってウロウロするのヤメテ!と泣きつかれ、一家離散の危機に追い込まれるもめげず、初潮が来た近所の少女の家に夜中にコッソリとナプキンを届けようとしたところを見つかって、村一番の変態野郎、キチガイとして村を追われるのである。

う~~ん、どこに出しても恥ずかしい立派な変態だ…!その後も借金して、スラムの掘っ立て小屋でナプキン開発をするもどん底まで落ち込んでいく。

 

そんな絶望した主人公が夜中トボトボ歩いていると、見ず知らずの女性が近くに薬局がないかと声をかけけてきた。その時、主人公がポケットからスッと自作のナプキンを取り出す謎の感動場面は変態そのものなのだが、何故か勇気づけられる。

その次の日、その女性を探し出して「ねえ、使った感想聞かせて!」と聞いてくるあたりがまた変態100%なのだが、本人は100%本気というのもの素晴らしい。

 

あらゆる苦難を乗り越えてナプキンの普及を実現した不屈の精神の男の物語である!

この映画、物語だけじゃなくて総合的に映画自体としてもかなりレベルが高い。