経済のトリセツ

■G監督が「血の轍」が面白れーから読めよぉと言うので、ブックオフで探してるんだけど見つからない。
この作者って陰惨な話は凶悪に陰惨なのでちょっと気は進まないけど…。

 

そんなG監督から「庵野秀明展」のお土産が届いた!ありがとう!
胸に「彼氏彼女の事情」と明朝体の赤色で書いてあるTシャツ
胸に「キューティー・ハニー」とロゴが書いてあるTシャツ
その他、「トップをねらえ!」のキーホルダーは手のひらぐらいデカイ。

くっさい足した中年がですね、「彼氏彼女の事情」って書いてある服着て歩いてたらちょっとした"事案"ですよ…?


■年末年始に何かコンテンツは見た気がするんだけど記憶に残ってない。。
あ、猫組長こと菅原潮「黒い経済白書」を読んでて、ビットコインETFと中国の停電の話は良かった。

 

俺はビットコインETF上場なんてできないと思ってたけど、何故アメリカが許したのか?といえば猫組長いわく「アメリカのドルを脅かさないことがハッキリしたから」という理由は納得できた。

 

あと、最近、中国で輪番停電をしてるらしいのだが、この理由を脱炭素とかの報道にスゴイ疑問を感じていた。猫組長いわく「石炭不足で停電になってるだけ」というのも納得。

 

■今、読んでて面白いのが山形浩生「経済のトリセツ」

たまに某Hが、全盛期の立花隆のようにホントに頭イイと思える人って誰だ?という問いをするが、今の俺は山形浩生だと答えたい。

山形浩生のブログも読んでるけど、著作になると桁違いに凄さを感じる。

 

最近、経済系の勉強をたまにしてるけども、経済の理屈は往々にして直感と逆。

リカードの比較優位とか。ゆっくり説明されるとその時点でわかる気がするのだが、すぐに忘れてしまう。


ホント経済理論の頭の良さってのに今さらながら感心しているのだが、そもそも山形浩生は経済学者でも記者でもない。それが並み居る日本の経済学者連中はじめジャーナリストも政治家もボコボコに殴りつけ、お前ら馬鹿か?と罵倒しつつ、ちゃんと俺みたいな素人には、ちゃんと素人が感覚的にわかるであろうレベルで書いてくれてるのには舌を巻く。

 

およそ頭いいレベルが2つぐらい違ってくると、そもそも会話が成り立たない。経済学の論文を読んでも何を書いてあるのかサッパリわからんのがソレだ。
そーいう専門家が素人に説明する場合、誤解されるのを恐れて、持って回ったモヤ~ッとした説明になりがちである。
それを山形浩生は異様にわかりやすくビシッと言い切るし、その切れ味がまた強烈。