原油とかXOMとか気になるお年ごろ

東村アキコ東京タラレバ娘シーズン2」全6巻読み終える。

面白い…面白いんだけど…物語は韓国ドラマですよね…。
著者のスゴイのはプロダクション体制を確立してるところ。

絵も物語もハイレベルなんだけど、良くも悪くもマーケティング感が前面に出てくるようになったなぁ。。

 

しかし…今読んでるジェインズ「神々の沈黙」がなかなか読み進まなくてさぁ。
ハードカバーで600ページぐらいあって半分ぐらいしか読めてない。
文化人類学かな~と思ったら哲学→大脳生理学→言語学みたいな感じで章ごとに分野のブレ幅がすごい。

今のところは古代叙事詩イーリアス」と「オデュッセイア」に出てくる単語thumosとかphrenesなんかの意味を年代別に比較・解読することで古代人の意識のありかを探る…みたいな話になってて…俺ぁイーリアスとか読んだことないんですよね。。

 

ともかく、
ロシアのウクライナ侵攻ってどーなん?と調べ始めたらちょっと興味深くなってきてる。

ロシア側の大義から言えば、
■ロシアとしてはウクライナNATO陣営に入るのは許さない
という軍事的理由だというのはわかる。

 

従って、今回のロシアの軍事行動の目的は
ウクライナ側が(しばらくは)NATOに入らない」
という意思表示があれば終了する。だろう。

 

さて、ロシアがウクライナに侵攻したらどーなる?といえば、
前回のクリミア侵攻によって西側諸国からの経済制裁が結構効いてることから、
マジで進行すると、ロシア経済がさらにボコボコになる。
西側諸国との貿易停止になるから。
一方で、ドイツとかヨーロッパはロシアから天然ガス・石油とかを買ってる。
現在進行形で天然ガス原油価格が跳ね上がっててヨーロッパ経済を直撃してるのも事実。

なので、ヨーロッパ側も自分で自分の首を絞める経済制裁はしたくないけど軍事目的であるNATOは無視できない。

ただしウクライナNATO加盟国ではないから西側が軍事行動にでる必要性は無いと言えば無い。

 

単純に経済的問題から言えば、侵攻するとお互いデメリットしかない。
経済だけ考えると、やるぞ~やるぞ~と脅し続ければロシア側はガス・石油価格を高値で維持できる。

一方、国境地帯に軍を派遣して維持するのにはカネがかかる。
さらにロシア・ウクライナ国境の軍事行動は冬でないと駄目だという。
路面が凍結したほうが戦車が走りやすいから。従って3月までがメドらしい。

 

んでもって、ロシア国内のプーチン支持率は落ちてきているそうで、
支持率回復のためにプーチンは国内向けにチカラを見せつけなくてはならない。

 

そこらへんの微妙なさじ加減がどうなのか?が気になる。

やるなら3月までにやるのか…?

 

一番わかりやすい指標として
原油天然ガス、金、あたりの価格推移が敏感に反応するだろうし、
ロシアもウクライナも穀倉地帯なので小麦価格も関係するはず。
ただ、最近の原油価格の高騰の原因はロシアだけでもないっぽい。

 

そんなこんなで、原油とかの指標をボケーっと見てる。

急激に価格が上下してから数時間後ぐらいにロイター通信なんかの速報で、ロシア関連のニュースが出ることがあって、それが興味深い。