ハンターキラー

■「42~世界を変えた男」見る。


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黒人差別よくないよね…以上の話はなかったかな。。
そもそも元ネタを知らない俺にとっては、道徳の授業を受けたような感じ。
物語の展開はすべて予想通り。

感動的な音楽がかかるから皆感動しろよ!とわかりやすい。

 

しかし、アメリカの黒人差別は歴史上世界でもほぼ例を見ないほどエグイ。
自国に強制連行して強制労働させるというのはまず無い。
アメリカははじめにイギリス人あたりが入植してインディアンを皆殺しにしつつ、その後に入植したアイルランド人とかイタリア人とかも徹底的に差別した。
本作でも主人公の黒人をいたわるイタリア人が出てくる。

 

そーいうのも含めて、俺なんかはアメリカが単にひどすぎたんじゃね?と思うし、サブタイトルの「世界を変えた男」の世界ってアメリカの国内の世界な…という冷めた目で見ざるを得ないが、ハリウッド様いわく昔はみんな差別してたけど今やアメリカこそが全世界的絶対正義!みたいに語られるのも興味深いと言えば興味深い。

 

そこまでヒネた見方をしないよーな人…単に白人vs黒人との差別しか知らない日本人が見たらそこらへんの重層的な話はわからないようにできてるので、単調な黒人差別の物語だと思っても仕方ない気もする。


■「ラスベガスをぶっつぶせ」


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昔に見たような気もするが、最後まで見た。
それなりにカット割りも多くて、大ヒットしたオサレ映画なのだが14年という月日でこの古臭さを感じる正体は何だろう…?今さら見るべき映画でもないが、その今さら感を考えると面白いかもしれない。

 

ひとつは、全体的に照明が明るいので妙にセット感がある。ひとつは、配役が見た目通りであまりにもわかりやすすぎる感…主役・ヒロイン・脇役・悪役・オタク役など見た目通り。ひとつは、説明しすぎる…今の映画だとイマイチ何をしてるのかわからないレベルでカットを割ったりするが、そーいうのが無い。とか。

 

■「ハンターキラー 潜航せよ」 


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ロシアでクーデータが発生、ロシア大統領を米軍の潜水艦が救出する!という、今の世界情勢では苦笑いする物語だが、予算スゴイ映画なので見ちゃう。男子大好き潜水艦映画だし。


大正義アメリカも苦笑いだが、ロシア大統領も大正義!悪いのはロシア軍!という描写も苦笑い。ロシア大統領ってエリツィンプーチンの2人しかないのに、一体誰の話?というのが…あ、メドベージェフっていたな。。

 

ただ、マジでロシアでクーデータがあるんじゃないのか?という報道が現実にあるのも事実。
もし、ロシアでクーデターがおこってプーチンアメリカ亡命を希望したら、アメリカ政府はどうするのか?というのはちょっと面白いかもしれない。