相原コージ

久しぶりに名前を見つけて、ああ!と驚く。
山野一「大難産」

かつて「四丁目の夕日」とか「混沌大陸パンゲア」とかで圧倒的な狂気の鬼畜漫画としてサブカル・アングラ界で名をはせた(?)漫画家が山野一である。同じく狂気の漫画家"ねこじる"の夫としても知られるが、ねこじるが自殺を遂げてから俺は読んでなかった。


久々に本屋で山野一の名前をみて少々ビックリして思わず買ってみたものの、中身はなんとフツー(?)の出産ルポ漫画だった。再婚した嫁が難産だった、という漫画である。

 

拍子抜けしたが、なんだかホッとしたような気もする。年齢を重ねて、あの山野一も丸くなるんだと思える。

 

 

相原コージうつ病になってマンガが描けなくなりました」

かつて「コージ苑」や「サルでも描けるまんが教室」なんかでメジャー漫画界に燦然と輝くギャグマンガを描いたあの相原コージがこんなことになってるとは…。

中身はタイトルそのままで、自分の精神が蝕まれていく様子が手に取るようにわかる。


ある日、散歩にでると青信号で信号を渡っていいのか悪いのか判断できなくなっている自分に気が付く。やがて思考がどんどんと自殺に傾き始め、いかに自殺を遂げるかという方法を延々と考えだし、ついに自殺未遂までしてしまうのである。

 

山野一とは正反対というか、G監督がこの漫画読んだら一週間は寝込むだろう。。