Angine de Poitrine
段々音楽に興味が無くなってきたとはいえ、好きなバンドが新しいアルバムを出したとなれば別。
ソフト・マシーン「THIRTEEN」
えー…10年ぶりぐらい?1970年代に活躍して以来、wikiによれば1981年、2018年にポツポツとアルバムを発表してたが、最近になって新作「THIRTEEN」が出た!wikiによれば2023年って書いてあるけど、日本では今年になってからの発売としか思えない…のはまあおいといて、聞いてみて…うん…まあ…歳だし…しょうがないかな的な…。
単純作業なんかでBGMがわりにyoutubeで曲をかけっぱなしにするのはよくあるんだけど、同じ曲ばっかりも飽きてきたし、ちょこちょこと聞いてみて、最近のお気に入りになったバンドが2つ。
■The Shaggs
これは何だ…?単に下手としか思えないし、ずっと聞いてると体調が悪くなりそうな恐ろしいバンドだ…!
お父さんが神の啓示を受け、3人の娘にバンドをするように強制したらしいのだが、なんというか…3人ともリズムをあわせる気が無いとしか思えないんだけど、だからといって途中でやめる気もないし、やる気があるのか無いのか不安になる。
■Angine de Poitrine
ここ最近はこいつをヘビーローテーションするようになってしまった。
不安しかないビジュアルをおいといたとしても、全曲、なんか不安になるもののリズムはきっちりしてる。
2人のバンドで、うち1人はギターとベースのダブルネックって見たことない。。同時に弾けないでしょ?と思ったら、ディレイみたいなエフェクターで直前に弾いた音をサンプリングして流すのを繰り返すという技を使ってるっぽい。
ギターをよく見るとフレットの間隔がおかしい。いわゆる西洋音階じゃなくてシタールみたいな半音の半音みたいな微妙な音階を出すので、これが妙に不安なうえにリズムも変拍子?なので不安になる…んだけど、ドラムとバッチリ息が合ってるのでノリが良いのが実に不思議。
一曲目のリフ?ベースライン?からフツーのロックなりブルースなりではまず使わない音の運びで、途中のギターのメロディなんかで間違えてるとしか思えない音を何度も聞かされるとそれはそれで正しいのかと思い始めてしまう。
ただ、このバンド名が全然おぼえられない。。
種痘伝来
アン・ジャネッタ「種痘伝来」
某Hの宿題本。読み終えるにも、なかなか体力がいる本だった。
まあノンフィクションというよりも論文に近いような研究者向けの内容ではあったが、これ以上に日本における牛痘法の伝来について詳細に描かれた本ってあるのかな?というレベル。とにかく圧倒的なデータ量に驚かされると同時に、著者が外国人というのに驚かされる。
天然痘の致死率は当時の資料から20%~30%であることからして、まさに流行したら町や村が壊滅状態になる病である。ジェンナーの牛痘法は画期的であったがゆえに全世界にあっという間に広まっていったが、鎖国状態の日本では牛痘法自体が御法度ともいわれかねない。
日本における牛痘法は導入こそ遅れたが、一旦、導入が決まると一気に全国に広まっていった。そこには、中央を無視した地方大名の決断であったり、シーボルトのもとに集った医師ネットワークがあったり、なかなかドラマチックな展開があったことが描かれている。
江戸時代から明治へ近代化する過程では重工業に注目されがちだが、封建制度を揺るがしかねない西洋医療の草の根ネットワークや科学的思想についても当時はエポックメイキングな出来事であったことがわかる。
荒俣宏「木精刈り」
某Hの宿題本。俺自身、樹木に興味は無いが荒俣宏の文章は読ませる。巨木を目の前にすると、なにか畏れ多いような気がする…そんな雰囲気をずっとまとった一冊。相変わらず荒俣宏の博覧強記ぶりに感心させられる。
…ただ、この本の写真がなんかみんなボケてるような気がするんだけど。。神秘的な、霊気をまとった感じを伝えたいのはわかるが、なんというか…もうちょっと見やすい写真にして欲しかったのは俺だけだろうか。。
安野モヨコ「後ハッピーマニア」
あー…もう…ついに6巻で完結してしまった。
面白すぎてケイレンしながら読んでたのに。。
このラストの感じ、吉田秋生「河よりも長くゆるやかに」とか、コーエン兄弟「ビッグ・リボウスキ」みたいでカッコいいよなぁ。。
トレイン ドリームス
AIで漫画を描こう
デカフェ、ノンカフェインのコーヒーを色々試した…といってもスーパーとかドラッグストアとか、まあ10種類ぐらいだとは思うが、結果、セブンイレブン「ドリップコーヒーカフェインレス 10袋入」483円が一番のお気に入りであることが判明。
ともかく、先日90ぺージを超える漫画の下書きを描いたワケだが、これをAIで漫画にできるか?とテストしてみた。
まずは下書きがコレ

んで、こいつをgeminiにアップロードしてやってみる。
gemini pro無料版で一日に5枚生成可能。
スプリクトは以下の通り。
上記の画像を白黒の劇画風漫画にしてください。
1コマ目:壁にかかったアナログ時計が朝の5時10分を指している
2コマ目:スーツを着た30代ぐらいのサラリーマン風の男が一人でその時計を見ている。
3コマ目:ファーストフード店の店内はその男一人だけで、机にはコーヒー1杯とスマートフォン2台が置いてある。
その白いスマホがマナーモードで着信している様子。
4コマ目:白いスマホの画面のショートメールに「次、お願いします」とだけメッセージが画面に映っている。
結果がコレ

悪くは無いが、なんか男がイカツつぎる…。
なので、ちょっと変えて
上記の画像を白黒の劇画風漫画にしてください。
1コマ目:壁にかかったアナログ時計が朝の5時10分を指している
2コマ目:スーツを着た30代ぐらいの神経質そうでヤセ型のサラリーマン風の男が一人でその時計を見ている。
3コマ目:ファーストフード店の店内はその男一人だけで、机にはコーヒー1杯とスマートフォン2台が置いてある。
その白いスマホがマナーモードで着信している様子。
4コマ目:白いスマホの画面のショートメールに「次、お願いします」とだけメッセージが画面に映っている。
で、結果、

…なんで?
1コマ目の絵も違うし、時計の時間も違うし、イスと机どーなってんの?
うーん…これで90ページの漫画ってキツイな。。1~4コマ程度の超短編に特化しないと無理かな。。
「あの戦争」は何だったのか
「エイリアン ロムルス」
そうかー、初代「エイリアン」から45年にもなるのか~。
俺は「エイリアン3」を公開当時に劇場で見て、なんか微妙…と思った記憶は一体何年前だったのだろう。
正直、初代と2があまりによく出来すぎてた。
3以降、ちょっとなあ…感が続いて、前作の「プロメテウス」がリドリー・スコットが監督!というので期待したぶん、ちょっとなあ…感が数倍に膨れ上がっていたシリーズもである。
ともかく「ロムルス」は最後まで見た。
あの「ドント・ブリーズ」の監督がえらい出世したな~という感慨はおいといて、正直、これまでのエイリアン・シリーズってこんな感じだったなぁ~という映画でしたハイ。
あ~そうそう、こんなシーンあったよね~懐かしいな~
アンドロイドが何考えてるかわからないってのもお約束だな~
一難去ってまた一難がずっと続くのがエイリアンだよね~
とか…そんな感じ。
■辻田真佐憲「「あの戦争」は何だったのか」
良書だと思う。先の戦争についてある程度の知識がある人向け。
"太平洋戦争"あるいは"大東亜戦争"と表記するだけで政治的ニュアンスを含んでしまう状況に、まあ冷静に判断してみましょうよ、との問いを投げかける。
かつて、歴史学家カーは"客観的な歴史など無い"と喝破した。
本書も歴史とは物語であり、先の大戦を右か左か、ゼロか100かで語るのは生産性が無いという立場である。
著者は「65点」を目指して描けばいいんじゃね?というのも面白い。
前半は、どの時点で日本は敗戦を避けられたか?というよくある思考実験をして、過去の議論をまとめるが、そもそも当時の日本の意思決定権が誰なのかハッキリしないため、どこの時点の誰の責任だと断言できないとする。
俺が興味深いのは後半、フィリピンやマレーシア、中国などの歴史博物館における日本軍の表記についての解説である。各国がどの立場でどのようにあの戦争を描いているかは面白い。
さて、タイは第二次大戦の戦勝国か敗戦国か?俺は知らなかったが、タイは参戦はしたものの国内手続きが不十分だったとして終戦時に参戦自体をなかったことにしてしまい、当時の政治状況からアメリカがそれをOKにしたという。へぇ~、そうなんだ。
サブスタンス
サブスタンス
これはジャンルとしてはホラーでいいのか?
なんか評価が高かったんで見た。
…俺好みではないけど、確かに凄かった。
子供向けではない。洒落がわかる大人向け。
まあ10分20分ぐらいで話は予想できるし、ほぼその通りに進む。
予想通りとはいえ、その描写が異様にドギツく容赦がないのと、オチが斜め上で良かった。
良かった…というか全部やりすぎで、もはや笑った。
コヴェナント/約束の救出
AIで漫画が描けるぞ!
と、いくつかAIアプリが出てくるようになった。
ほー、それならばと、AIじゃないマンガ作成アプリ「コミPO!」でまずはマンガのネーム(下書き)を描いてみた。
ネタとしては昔にこのブログで書いた左翼の解説をもとに、左翼が茅場町で爆弾テロを行う、という話にしてみた。
で…それがね…数か月かけて94ページにもなってしまいまして…。
やっとネームが描きあがったもんで、さてどうやってAIに読み込ませるんだ?と調べてみたら、どうやら1コマごとにAIに処理させるっぽい。同時にやらせると整合性がとれなくなる…着てる服とか髪型とか、背景とかがコマごとに違ってくる…らしい。
え…94ぺージあるんだけど…1ページに4~6コマぐいらだから400コマ以上。。しかも俺がつくったデータの区切りはページごとなもんで、それをいちいちコマごとに再度切り取って生成せにゃならんのか。。
それに、最後の方はちょっと疲れてきて、コマ割りをあんまり考えてないんだよなぁ。。コマ割りもなんかAIで考えてくれねーかなーと思って。
マンガをつくってみてわかったのは、単なる会話シーンがむずかしい。すっごく絵が単調になる。コマに顔とセリフが並んでるだけになってしまうのをどうふせぐかを考えるんだけど、奇抜すぎると読みにくくなる。
うーん…1年以内ぐらいに、PDFのネームをそのまま漫画化するAIアプリが出てくれねーかなぁ。。
でもって、今の94ぺージの内容でもかなり箇条書きっぽいつくりなので、ページ数を増やして250ぺージぐらいの単行本ぐらいの分量にして、さらにそこから90分ぐらいの動画つくれねーかなー…。
■コヴェナント/約束の救出
監督・脚本がガイ・リッチーというので見た。主演もジェイク・ギレンホールだし。
初監督作品「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で衝撃的な演出・脚本を見せつけ、その後は世界中で雨後の筍のように真似した映画ができまくった。ガイ・リッチー自身も同様の手法で何作か作ったが、徐々になんというか良くも悪くもフツーになってきたなぁ。
本作もガイ・リッチーだよと教えてくれないと俺はわからん。
別に悪いわけではないが、フツーにこんなハリウッド大作映画をつくるよーになったんだな~と妙に感慨深い。
まあ…しかし、なんというか、本作はアメリカ万歳要素が強すぎる。
物語はyoutubeの紹介動画で全部説明してしまってる。実話らしいけど、すっごくわかりやす~いヒーローもの映画。
そもそもこの問題ってアメリカがまいた種じゃね?と考えざるをえない。
ガイ・リッチーって確かイギリス人だったと思うんだけど…職業監督になったなぁと妙に感慨深い。



