2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

世界歩いてるとドープな人にカラまれる 2巻

正直、「世界歩いてるとドープな人にカラまれる 1巻」は微妙だった。なので、2巻の期待値は下がってた。が、 世界歩いてるとドープな人にカラまれる 2巻 五箇野人 世界歩いてるとドープな人にカラまれる(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス) 作者:五箇野…

クジラより大事なもの

アメリカの友人、タイラーが主人公の漫画をつくっては、タイラーにだけ印刷して手渡している。 これまでのストーリー 四国八十八か所のお遍路をするタイラー。その目的は日本人からクジラを守るべく空海に願いを届けること。何故ならタイラーはシーシェパー…

地下室の記録

読んだ方がいいとは思うんだけど、読む気が無い本はたくさんある。 「地下室の記録」ドストエフスキー 新訳 地下室の記録 (集英社文芸単行本) 作者:フョードル・ドストエフスキー 発売日: 2015/02/06 メディア: Kindle版 古本でふと見つけてパラパラとめくっ…

2万越えてた

ふと、amazonの売り上げを見てみた。 某Hとつくった本のロイヤリティが合計2万円超えてた。 amazon kindleの画面をトリミングしてみた。 "USD"ってことはアメリカで3.47ドル売れたってことかしら。。 販売実績の棒グラフ 2013年10月からなので、もう7年…

ユートピアと性

「ユートピアと性 オナイダ・コミュニティの複合婚実験」倉塚平 オススメ度 ★★ 俺的面白さ度 ★★★ 平等という思想は魅力がある。権力や財産の平等をどうやって実現するか、そのため様々な政治・経済システムが登場した。社会主義なり共産主義なり民主主義なり…

妻と僕の小規模な育児

確か某Hにかなり前に送ったと思うが、福満しげゆき「僕の小規模な失敗」は傑作である。 僕の小規模な失敗 (ヤングマガジンコミックス) 作者:福満しげゆき 発売日: 2020/07/08 メディア: Kindle版 傑作なのだが、同時に、この作者はメジャーになれない…!俺…

ヤバい看板

近所なもんで、俺の中でながらくヤバい看板、第一位の座がコレだった。 この看板が付いてる建物はどう見てもボロい普通のアパートだし、何なの?サラ金?そもそも店? しかもこの建物の向かい側は税務署なのである。 この看板、つい先日にこの道を通ったら撤…

患者さんゴメンナサイ

医療モノ漫画はたくさんあるが、医者自身が描いたエッセイ漫画は少ない。 「患者さんゴメンナサイ 医者ってどーなってるの日記」茨木保 患者さんゴメンナサイ 医者ってどーなってるの!?日誌 作者:茨木 保 発売日: 2018/12/19 メディア: Kindle版 「解剖医ジ…

ザ・ウォール

最近知り合った台湾人とピンク・フロイドの話で盛り上がったので、ピンク・フロイドの映画「ザ・ウォール」をDVDで見た。 ザ・ウォール [DVD] アーティスト:ピンク・フロイド 発売日: 2000/12/27 メディア: DVD その台湾人は英語ペラペラだし、俺はもうこれ…

東京23区内に月1万5千円以下で住んでみた

最近、私小説風エッセイ漫画は女性が優勢だな、と思ってたところで手に取った男性のエッセイ漫画 「東京23区内に月1万5千円以下で住んでみた」 東京23区内に月1万5千円以下で住んでみた (ぶんか社コミックス) 作者:田口始 発売日: 2016/07/07 メディア: Kind…

この町ではひとり 他

前に某Hから送ってもらった「岡崎に捧ぐ」以来、山本さほには注目していた。 本屋で2冊同時発売されてたのを見て両方買ってみた。 「この町ではひとり」 この町ではひとり (ビッグコミックススペシャル) 作者:山本さほ 発売日: 2020/06/30 メディア: Kindle…

一人交換日記 他

永田カビ「現実逃避してたらボロボロになった話」が面白かったので、同じ著者を2冊見つけて読んでみた。 「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 作者:永田カビ 発売日: 2016/06/30 メディア: Kindle版 G監督オヌ…

上杉和也をどう殺したか

以前から、しばしばネットでカメントツの漫画を読んでた。 カメントツの漫画ならず道(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス) 作者:カメントツ 発売日: 2017/04/28 メディア: Kindle版 いよいよネットから雑誌連載へと漫画家がデビューする時代になったんだ…

2001夜物語

「2001夜物語」星野之宣 全3巻 坂口尚「あっかんべェ一休」なみに傑作だと思うんだよ度 ★★★ 星野之宣を「ヤマタイカ」だけで評価して欲しくないのだ。。間違いなく日本を代表する漫画家の一人であり、本作は間違いなく傑作である(机をたたく)。 俺が中学生…

平成よっぱらい研究所

「平成よっぱらい研究所」二ノ宮知子 オススメ度 ★ 先に送った「87 CLOCKERS」は、おそらく世界初のオーバークロック恋愛マンガという超ニッチなマンガとして面白いと思ったワケだが、その著者・二ノ宮知子といえば「のだめカンタービレ」が大ヒットしたので…

伊藤博文を暗殺したのは誰なのか

「伊藤博文を暗殺したのは誰なのか 安重根と闇に隠された真犯人」大野芳 オススメ度 ★★ (難解で読みにくいが興味があれば絶対面白い) ”伊藤博文はハルビンで安重根に暗殺された"というのが一般常識である。まあ、昔のことだし、だから何?別に興味ないとい…

スナック バス江

「スナック バス江」フォビドゥン澁川 俺が面白いんだよ度 ★ amazonで無料で読める電子マンガをテキトーにダウンロードしてipadで読んでたら、どーしても「スナック バス江」の続きが気になる。2巻からは有料か。。 ふと本屋でバス江を見つけると、2・4・…

文豪春秋

「文豪春秋」ドリヤス工場 面白かったよ度 ☆ ドリヤス工場?電話で聞いた瞬間は思い出せなかったが、なんかどっかで聞いた気もするなぁ…とボンヤリ考えつつも某Hが"検索すんじゃねー!"というので本を待ってた。 で、包みを開けた瞬間、あ、この人だ。 この…

動物の値段 満員御礼

「動物の値段 満員御礼」白輪剛史 面白かったよ度 ☆☆ チンパンジーやチーターっていくらで、どうやって買えるのか、などという、思ってもみなかった疑問に簡潔に答えてくれるのは楽しい。 著者も動物を溺愛するような描き方ではなく、あくまでもビジネスライ…

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」ウィエンディ・ムーア オススメ度 ★★★ この前に送った「スエズ運河を消せ」「ナチを欺いた死体」は、イギリス人が主役であったが、このジョン・ハンターはその2冊ともぶっちぎりの奇人英国人であった。いや、そもそも…

写真で入金

日本在住のアメリカ人と久々に飯を食った。 話の流れでコロナ給付金の話になった。アメリカではコロナ発生早々に1200ドルが給付されらしいけどホント?と聞いたら、 「もらったよ。かなり早めに小切手が郵送されてきて、その小切手の表と裏をスマホで写真撮…

恋は光

「恋は光」秋★枝 全7巻 オススメ度 なし 俺が好きなんだよ度 ★★ 歴史社会学者の阿部謹也によれば、恋愛思想とは中世ヨーロッパでトゥルバドゥールが"発見"されたものである。そして物語を読む際、読者が登場人物に感情移入するというのは近代になってからで…

現実逃避してたらボロボロになった話

「現実逃避してたらボロボロになった話」永田カビ G監督オヌヌメ度 ★★ アル中文学(?)でパッと思いつくのは中島らも。原稿を前にして酒を飲み始め、朝に気が付くと原稿ができていた、という逸話は本当っぽい。世界的にはウィリアム・バロウズだろうか。俺…

しらふで生きる

「しらふで生きる」町田康 G監督オススメ度 ★★ 当時、茅場町のオフィスから中野駅までの帰路、東西線の車内で俺は衝撃を受けた。町田康の小説「くっすん大黒」を読んだからである。 今でこそ作家大先生として君臨する町田康であるが、もとは知る人ぞ知る日…

「天 天和通りの快男児」福本伸行 福本伸行の初期作品はヤクザ人情モノの短編が多かった。その頃から面白さは突出していたが、やがてギャンブル漫画の金字塔「銀と金」が連載される。俺としては福本伸行の最高傑作は「銀と金」だと思うんだが、この「天 天和…

40歳からラジコンできるかな?

「40歳からラジコンできるかな?」阿部秀司 この漫画の絵、どっかで見たな…と思ったら「エリートヤンキー三郎」の作者であった。エリートヤンキー三郎は2~3話しか読んだことない。 本書は売れっ子漫画となった作者がラジコンにはまりつつも、40歳超えてラジ…

まんしゅう家の憂鬱

「まんしゅう家の憂鬱」まんしゅうきつこ 近代日本は自小説が発達したそうである。それに伴ってか、エッセイ漫画も数多く出版されている。 エッセイ漫画といえばまずは桜玉吉なんだけど、それはまたいずれ。で、最近では女性のエッセイ漫画、それも無頼漢な…

世界映え殺しツアーズ

「#世界#映え殺し#ツアーズ」五箇野人 昔、宝島社「VOW」という名著があった。…今でもあるのか? 本作は、東南アジアを中心にVOW的なモノの写真を漫画で解説しているのだが、トレンドしか追いかけない女子には人権はない、とギャグ的に言い切っている。 …

セブン銀行口座 一時停止のお知らせ詐欺

今朝、俺の携帯電話にショートメールが届いた。 【セブン銀行】お客様の口座のご利用を一時利用停止しております。詳細は下記URLをご確認ください:https://s.sevenb■.com 俺はセブン銀行の口座を持ってないのに口座停止とは。。すぐに詐欺だと気が付いたがメ…

ナチを欺いた死体

「ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実」ベン・マッキンタイア― いや~、この前の「スエズ運河を消せ」が随分面白かったんで、似たものはないのかと探したところ、すでに映画化もされてる有名なノンフィクションがあった。 「スエズ運河を…