ネットフリックス「バルド、偽りの記録と一握りの真実」見る。
バルド、偽りの記録と一握りの真実 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
つまらなくて寝ちゃうという一点を除いて、傑作である。
主人公はメキシコ人のジャーナリスト。メキシコの歴史と自分のアイデンティティについて、シュールレアリスム的映像美で語られる。
うむ、俺は全くメキシコの歴史を知らん…!
時折、意味があるのか無いのかわからんが超現実的な映像にハッとさせられる。
誰もいない街角で本体がなく影だけが歩いてきたり、100人以上はあるだろう死体の山に登ったりする映像美は素晴らしい。
…が、延々と心象風景的な話と、メキシコとアメリカの政治的な言い争いとか、とにかく物語が進まないのでこいつは眠いぜ。。
多分、1970年代以前ぐらいにコレが発表されてたら世界を席巻した気もする。
で、3Dプリンタである。
ともかく何か印刷してみたい。ただし自分の家というのもやる気が出ない。
家の模型をプレゼントされて喜んでもらえそうな家主を探してくれ~!と、ドローン班に頼むと、田舎の一軒家の動画を持ってきた。
ふむ。
これでゼファーの製品版を一か月無料版でインストールしてみた。これで数百枚の写真も取り込める。
で、結果、こんな感じになった。
うん、なんかイケそうじゃね?
ということで、
ついに3Dプリンタ「ダヴィンチ カラーmini」で印刷してみた。
まずは基本デフォルト設定にしてみた。
すると「印刷時間16時間ですけどやりますか?」と画面が出てきた。
…16時間?
え~っと今が午後4時だから…明日の朝?マジ?
いや~実際は印刷がはじまるとぐっと縮まるんじゃね?
と思ってスタートした。
ガッチャガッチャと動き出した。
結構うるさい。
もし、ワンルームとかで一緒の部屋で寝るにはキツイし、隣の部屋との騒音問題になりかねないな。。
これで16時間…!?
で、結局、朝までガッチャガッチャと動いてた。
実際に16時間かかったと思う。
さて、出来上がったのはコレである。
あ~~…う~~~ん。
※後ろにある白いL字の壁みたいなやつは、勝手に印刷されてしまうらしい。ガイド的役割なのかもしれない。
とりあえず建物の感じではあるけど、とにかくバリって言うの?一面に樹脂の突起というか糸状に余計なクズがくっつきまくっている。
指で引っ張ればとれるものもあるが、結構固いのでニッパーのようなものじゃないと切れない。しかし、いちいちニッパーで切ったところでキレイに処理できるとも思えない。
うむ、ならば印刷の設定を変えよう!
ということで「ダヴィンチ カラーmini」の出力設定をいじってみた。
初期設定は0.2ミリ単位の厚さで下から徐々に層を重ねていくところを0.1ミリと最小値にしてみた。
2倍精密に印刷するはず。
とすると、印刷時間も2倍になった。
う~ん、それはキツイな…ということで、出力されるモデルを小さくしてみた。
これで印刷時間は先と大体同じぐらいの20時間以下におさえた。
で、スタート。
ほぼ丸一日、ガッチャガッチャと動いて、こんなん出来た。
う~~~~~ん。変わんなくない?
単にちょっと小さくなっただけ?
これ以上を望むならどうすりゃいいんだ?
ゼファーなりプリンタなりを変える必要があるのか?
よくわからないので、プロに頼むことにした。
検索すると、近くに3Dプリントのサービスをしてるところが2か所ある。
とりあえず一番近所に頼んでみた。
そのプロ?の人も、こんな依頼ははじめてだったらしい。
そもそもは屋内で人体なんかを数十台のカメラで同時撮影してデータ撮りしてるとのこと。
相談すると、ゼファーの出力モデルは不要とのこと。
ドローンで空撮した動画だけを持って帰った。
で、一か月ほど経ったあたりに出来上がりの報告が来た。
ほお~。
これならなんかイケそうな気がする…!
値段はまずはデータ作成として5千円。
あとは
5センチ角程度の大きさで一個につき8700円
7センチ角程度の大きさで一個につき1万6700円
なので、7センチ角一個だけ発注なら消費税込みで約2万4千円ぐらい。
ふむ。。。
コレを商売として考えると、仕入れに2万4千円として、ドローン撮影した奴へ1~2万円払うとすると、モデル1個で5万円程度の価格設定でないとダメだな。
で、そのプロの人に聞いてみると、以下の話がわかった。
・フォトグラメトリのソフトとして、ゼファーよりリアリティ・キャプチャ(RealityCapture)の方が性能が上じゃね?
・そのリアリティ・キャプチャで3Dモデル化した後は、ブレンダー(Blender)で編集する。そもそもフォトグラメトリで3D化してもそのまま印刷できない箇所がでてくる。
例えば今回、樹木とかはそのまま印刷できないのでブレンダーで切り取ったり付け足したりした。
なるほど。
ならば自分もリアリティ・キャプチャとブレンダー、やってみよう。