前回、ついに3Dプリンタ「ダヴィンチ カラー mini」で2度、印刷した話を書いた。
事件は3度目に起こった。
2度目に出力されたモデルもイマイチだったので、XYZプリンタのアプリで土台部分つくってみたり、パラーメーターも少し変更して印刷をかけてみた。
スタートしてから数秒後、
ガッチャガッチャ…
ガーーーーガチャッ
と異音がして停止した。
正面から見ると、プリンタの出力ノズル部分が右上の天井の隅で止まっている。
表示パネルに3桁のエラーコードが表示されている。
マニュアルで確認すると、
"このエラーコードが表示されたら会社に連絡してちょ"とだけ書いてある。
なんだそれ…。
しょーがないのでマニュアルにある0120~フリーダイアルに電話した。
「この電話番号は現在使われておりません」
…!?
なかなかの塩対応ではないか。
しょーがないので、梱包されていた他の冊子に書いてあった
市外局番03からの電話番号に電話すると、
英語の自動音声で5秒ぐらいで勝手に切れた。
いきなりで何を言ってるのかわからなかったんで、再度かけ直してよく聞いてみると
「今ちょっと電話出れないからまたね(ハート)」
という内容であった。
…なかなかの塩対応ではないか。
しょーがないので、XYZプリンタの会社のホームページを確認する。
俺はここではじめてXYZプリンタが台湾企業であることを知る。
ただ、
ホームページに電話番号はない。問い合わせフォームがあるが、いつ返答が来るのかわかったもんじゃねぇ。
ふと、XYZプリンタ本社の通販サイトを見ると、
「ダヴィンチ カラー mini」が展示品のため10万円引きで売ってた。
クソッ、だったらコレでよかったぁああ!!
(※後にアマゾンで買ってよかったことが判明するけど)
う~~ん…憤慨しててもしょーがないので、google先生に聞いてみると、
XYZプリンタの名古屋の展示会場の電話番号が表示された。
早速かけてみると、
かなりたどたどしい日本語を話す女性が電話口に出た。
「コノデンワワ ヘルプデスク デワナイデス」
経緯を説明すると
「ワタシワ ヨクワカリマセン」
と言われて、俺も困る。
しょーがないので、マニュアルを再度読み返してみると、購入者だけがアクセスできるホームページがある。
そこで、一昔前のネット掲示板のように相談ができるらしい。
しかし、このホームページがまたチャチなつくりで心配になる。。
本社のホームページの出来とはえらい違いで、画面をスクロールするだけでアイコンがずれまくる。
とりあえず、掲示板に故障?した経緯とエラーコードなんかを詳細に書いた。
う~~~ん。
このまま待っててもしょうがないので、その日はふて寝して次の日、見てみた。
回答がひとこと
「本体をもとの段ボールに入れて本社に送り返してください」
…!?
何だと…!?この小型冷蔵庫並みにデカくて重い本体を送り返せだと…?
しかも以前説明したように、その梱包が少々やっかいなことは向こうも知ってるはず。
なんか気軽に言ってくれるじゃねーか…。
うーん、なかなかの塩対応っぷり。
掲示板に、いやちょっと待て、と。
エラーコードから致命的なのはわかった。が、なんかもうちょっとこっちで確認できる作業なりなんなりないんですかね?
例えば、電源コードを抜いて再起動を繰り返してみるとか(何回かやったけど)、状況を確認できるアプリとか追加アップデートとか云々…
と書いてから一晩
「インクなんかはちゃんと純正品を使っとるんか?」
という回答が寄せられて、
キイイイイイ~~~!となる。
クソッ、このしょーもないやりとりを一回やりとりするのに何時間かかったんだ?
とにかく通じる電話番号を教えろ!
もしくは俺の携帯に電話しろ!と、掲示板に思いっきり自分の携帯電話番号を書いてしばらく放置してみた。
次の日ぐらいだったと思うが、
俺の携帯に知らない電話番号から電話があった。
XYZプリンティングからの電話である。
電話口の感じからして、二十歳前後ではなかろうかという若い女性であった。
とりあえず、これまでの経緯は掲示板で説明したけど、キミんとこ、
そもそもマニュアルにあるフリーダイアルは「使われておりません」で、他に書いてある03~の番号も自動音声が流れた後にガチャ切りされるんだけど、どーなってんの?と聞いてみたら
「あの…日本でサポートしてるのは私ひとりなんですぅ」
と、なんか衝撃的な答え。
そもそもフリーダイアルが使えない状況だったことは素直にすんません、ということだったが、03~の電話についてはなんかこの3日ぐらい故障してたんですぅ。と言われる。しかし、壊れたからといって英語の自動音声が流れて切れる壊れ方ってありえるか…?
ともかく、その電話の故障と俺のプリンタの故障の日が重なって、この3日間電話が通じないので俺ひとりキレてたという。
え…XYZプリンタの製品ってそこそこの種類があると思うんだけど、キミ一人で対応してるワケ?
「そうなんですよぉ。なので…ちょっと大変で…すいません…」
う~~ん…おじさん、ちょっと同情しちゃう。。
とにかく、今回のエラーコードはもうどうしようもないらしいので、本体を送り返す以外に対応方法がないこともわかった。
いやいや、それでも本体を再度梱包して運送屋に持っていくの大変じゃね?とブツブツ愚痴を言ってたら
「今回、アマゾンで購入されたんですよね?」
と聞かれて、そうだと答えると、だったらアマゾンのカスタマーサポートが使えるんじゃね?と言われる。
まだ購入してからアマゾンの保証期間中だった。
へ~、そうかも知れない!
俺はアマゾンのカスタマーサポートを使ったことがなかったんで半信半疑だった。
とりあえずアマゾンのサイトを調べると、電話番号が書いてある。
電話してみると、2コール目ぐらいでつながる。
おお~…なんかすっげえ親切。アマゾン舐めてたわ。。
てっきりアメリカの企業なんか冷たい対応に決まってると思ってたら大間違いだったね。。
アマゾンからは保証期間中なら
・自宅まで佐川急便が受け取りに行く
・送料はアマゾンが払う
・返品すれば全額払い戻し
との至れり尽くせりの回答をいただく。
ありがてぇ。ただ、佐川急便は日にちの指定はできるが何時に来るかわからないとのこと。
なので、
近所のクロネコヤマトの配達所に俺が持っていくので、そこから送ってもいいか?と相談するとOKだという。
…で、
なんとかひとりで再度梱包する。
なんとかギリギリ、クルマに積み込めたので、そのままクロネコヤマトに持っていく。
クロネコヤマトで結束バンドを巻いてもらう。
着払いで、宛先は信州のアマゾンだった。
で、後日、全額払い戻しがあった。