■「Mr.ノーバディ」見る。
ドラマ「ブレイキング・バッド」でインチキ弁護士役で出演してたオデンカークがまさかのアクション映画で主役！っちゅーので見た。
うむ。どっから見てもB級。B級上等だゴルァ！そこがイイ。
物語は無い。
見るからに駄目オヤジが実は元CIAでギャングをボコボコにする映画…という、死ぬほど使いまわされてそうな脚本を忠実に再現。ただ、演出が俺の予想を少し上回るのが楽しい。最も素晴らしいのは９０分で終わることだ。
このB級感と９０分の枠組みは「映画大好きポンポさん」的にも絶賛されるハズ。
冒頭、つまらない日常を送る駄目オヤジっぷりの描写から、徐々にこのオヤジ…実は？と思わせぶりな展開、悪役の登場、そしてクライマックスで全員ボッコボコ。
アクション映画に色っぽい女性俳優も親子ドラマもましてや恋愛とか余計なドラマはいらないですよ！という心意気がイイ。
脳みそが筋肉でできてる男どもはこんなの好きでしょ？と言わんがばかりの素晴らしい糞映画ですよ。
ムキムキじゃない、コメディ寄りの俳優がこーいうアクション演技をするのは「ダイ・ハード」からの流れだとは思う。
ちなみにG監督には朗報です。なにしろ、あのRZA…「アイアンフィスト」のRZAが主人公の相棒役で出てくるのだ！なんか太ってるけどさ…。
■「ジャスティス・リーグ」見る。
ザック・スナイダー監督、俺は「300」「ウォッチメン」は好きだけどそれ以降…「エンジェル・ウォーズ」以降、どうも趣向が合わない。
この映画もなんだか…。
スーパーマンとバットマン、その仲間たち全員集合のお祭り映画だというのはわかる。
仲間は全員６人。それぞれの紹介で10分使うと、それだけで1時間使ってしまう。
それに悪役の紹介も必要だし、最後のみんなで戦うシーンは絶対必要だし、そもそも対象年齢を考えるとエグイ描写ができない…等々と考えると、正味のドラマ部分は無いに等しくなってそもそもがキツイというのもわかる。
それにスーパーマンがあまりにも強すぎてバランスがとれない問題がやっぱりキツイですよね。
多分、こーいう勢ぞろい映画って色々気を遣うことが多い気がするのも仕方ないだろうし、そこらへんの気遣いがちょっと見えちゃうのもしょーがないといえばしょーがない。
