ブレット・トレイン

日本の田舎に20年近く在住、日本人の妻をめとって2人の子持ちという米国人と飯を食った。
結構長い日本暮らしのわりには日本語は片言レベル。

何がそんなに日本がイイの?と聞くと、アメリカが住みにくいから、という感じのお答え。
「だって、共産党って政党が存在するのってスゴくない?」
まあ~確かにダイレクトにコミュニスト共産主義者を名乗る政党が存在する西側の国は日本ぐらいかも知れない。

 

おおよそ日本の田舎を好んで住む米国人は、左派というか反トランプの連中が多い印象。
バーニー・サンダースの話をすると笑顔になるし。

 

しかしですねぇ…日本にある共産党って、米国人が抱く共産主義者とは違うし、フランス人なんかが描く共産主義者とも思想的に異なると思うんだけど、そこら辺を説明するのは俺の英語力では無理。

 

■「ブレット・トレイン」見る。


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コメディって難しいよね…と感じた一本。
群像劇というか、何人もの登場人物たちが新幹線(?)の発車から停車まで、複雑かつ怒涛の展開+アクションを2時間ノンストップで繰り広げられる映画なんだけど…その流れに乗れる観客とそーでない観客とが分かれる。俺は後者だった。

 

なんというか、リアリティが皆無なので感情移入という方向性は無いし、基本はコメディだけどもブラック寄り。そのブラック寄りのコメディに笑えるかどーかなんだけども、もはや何でもアリな状況だと意外性も無いし、おおよそ出演者の顔ぶれで話の展開も予測がついちゃう。

 

この監督、前に俺が面白いYO!と推してた「Mr.ノーバディ」の監督。
それに「ジョン・ウィック」や「アトミック・ブロンド」、「デッド・プール2」に「ワイルド・スピード スーパー・コンボ」と、見事に中身の無いアクション映画専門監督って感じは好感が持てるんだけども、それにノれるかノれないかは難しいな~と感じた一本。