一日あたり2兆円?

侵攻中のロシア軍の戦費ってどのぐらいかかるんだ?
…とググって、今のところ見つけたのはこの記事ぐらい。

hindustannewshub.com

"The cost of the war is about $20 billion a day. "
(毎日、200億ドルの戦費がかかってる。)

200億ドル…2兆円?ホントか?
このコメントはエストニアの元軍人の政治家、というので完全なデタラメってこともなさそうなんだけど、さすがに2兆円はマジか?

 

仮に軍人20万人の日給+衣食住で多く見積もっても100億円はいかないと思うが、問題は戦車とかヘリとか飛行機の燃料と弾薬。戦車はリッター1キロ以下の燃費らしいし、軍用飛行機の燃料費なんて全然わからない。さらに弾薬なんてーのも全然わからない。
まあ仮に半額の1兆円だったとしても、確かに10日間以上も続けばロシア経済がガタガタになるレベル。

 

結局、わからないのがこの侵攻が終結する条件。
マンガ「ヴィンランド・サガ」に、王の役割は戦争を終結させる条件を提示させることだ、という描写がある。
当初、報道ではプーチンの目的はウクライナNATOに加入しないことだ、と言われてた。
それで俺が読んだ記事のほとんどが、ロシアは国境での軍事演習で目的を達成できるので侵攻しない、というものだったし、それは理解できた。

 

俺が見聞きした中で、ロシアの侵攻を予言したのは中村逸郎ぐらい。
彼がいうのは、プーチンの目的はソビエト連邦時代の領土を取り戻すことだ、という。
もしそうなら、ウクライナ占領はまだ途中経過にしかならない。

 

前回のクリミア侵攻は、オリンピックとパラリンピックのあいだだった。
今回のパラリンピックは3月4日にスタートする。
ということで、先の戦費の関係からもウクライナ占領は1~2日間ぐらいで終了させる予定だったはず。

 

もし、経済合理性で判断できるなら侵攻は無かったはずだ、と多くの識者は言うので、もはや経済的理由は無視しているし、SWIFT排除決定で経済的には国家破綻のふちにまで追い詰められてる。今さら国際的に孤立云々の理屈が通じないなら核兵器を使ってもおかしくない。

 

一方で、SWIFT排除したおかげでアメリカ・ヨーロッパ側も経済的には苦しい。
お互い首の絞め合いだけどもロシア側よりマシ、というレベル。
ヨーロッパは超痛い。ロシアにエネルギー依存してないのはイギリスぐらい。
アメリカもロシアにエネルギー依存はしてないけど、結局はアメリカドルの覇権地域が狭まる。

そもそもコロナ対策が原因のインフレが、ロシア制裁のために原油も小麦もほとんどすべての物価がさらに上昇、ますますインフレ退治がむずかしくなった。

 

そのインフレ抑制のために日本以外の中央銀行は利上げした、あるいは利上げ予定だった。
アメリカも3月中に利上げ予定でおそらく年末までに1~2%程度利上げすると言われている。
利上げ中は株価が上昇するといわれるが、インフレ抑制できるまで利上げすると一般的に株価は下がるし景気は悪くなる。

 

経済制裁の問題は3つといわれる。
・経済的にすべての国が大なり小なり損をする。
・どのぐらい効いてるのか判断しにくい。
・制裁のやめどきが難しい。
いずれはSWIFT復帰となるはずだが、それまでにどのぐらい影響するのかわからない。さらにSWIFT復帰後にロシアはこれまで以上にドル決済を嫌がってユーロ決済かあるいは人民元決済に動くのは明らかともいえる。

とすると、今のところロシア情勢の予測は不可能だが、来年以降、アメリカの覇権は弱まるのではなかろうか。