竜女戦記

youtubeをぼんやり見てたらガッツリはまった。
「億万長者の挑戦」
アメリカの企画番組で、100ドルの元手を3ヶ月で100万ドル規模の商売にできるか?を競う。


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俺がアメリカンドリームって奴を見せてやらあ!と、一代で億万長者となった一人が名乗りを上げ、プライベートジェットで見知らぬ土地に降り立つ。

 

で、100ドルとピックアップトラック1台で見知らぬ土地に放り出される。

本人はこれといった技術は何も持ってない。

偽名を使うルールで、これまでのツテなんかも一切使えない。
果たしてそこからどーするのか?youtubeで全8話、一気に見てしまった。

 

俺が面白いのは方向性が決まった後半からの追い上げだけど、前半のにっちもさっちもいかないあたりも興味深い。
ただし、かなり日本と事情が違うので日本だとどーなのかは考えてしまう。

 

疑問があるといえば山ほどある。
冒頭から古タイヤを拾ってきて転売したり、格安ボロ自動車を仕入れて転売するのだが、野積してある古タイヤって勝手に拾ってきて売っていいの?とか、買ってきたクルマをそのまま路上で現金売買するんだけど、日本でコレができると思えない…そもそも道端で売ってる中古車を買う奴がいるとも思えない。

あと、ある程度資金ができた時点ですぐに賃貸契約してるんだけど、日本だと公的な身分証明書がいるので偽名で契約できないし。。

 

それに中古住宅を3~4百万円で買って、百万円ぐらいで修繕して、7~8百万円程度ですぐに売る…って、コロナ前とはいえ、日本だとちょっと考えられないかな。東京ならまだしも田舎でそこまで住宅需要が無いのもあるが、あの修繕規模が百万程度ってのは安すぎる。最後の店舗改装費も異様に安い…これってアメリカの標準なのかしら?それに、ほぼすぐに買い手が見つかって現金払いってのも日本だとちょっと考えられないかな。。

 

まあ文句を言い始めたらキリがないが、
転売だけじゃなく資金がたまるまでトイレ掃除したり、ずっと車中泊で体調を壊してゲロ吐いたりしてリアリティはある。

 

やはり後半の
・地元密着型
・企画が終わっても成長し続けられる
という厳しい条件を自ら課して、次から次へと企画を出して試行錯誤していく姿には感心する。

 

最後のコレでいくぜ!という企画でスタッフを集めるのだが、その面接の様子から、さらに雇ってみたらダメだったぜコイツとか、紆余曲折が実にリアル。
そのスタッフたちが皆ほぼ素人でアタフタしてる横で、本人も全てが初体験ながらリーダーシップを発揮する姿は色々考えさせられる。

 

■竜女戦記

1巻でシビれたマンガ、4巻まで出た。

コレが映像化するなら、邦画の実写版だけは勘弁してほしい。

この圧倒的スケールと意味が分からないレベルでの設定の細かさは、よほど制作費があるハリウッドか、せめて長編アニメにして欲しい。