NOPE

■「NOPE ノープ」見る。できるだけ大画面、できるだけ大音量が楽しいぞ!


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奇妙なサルの話がずっと続くもんで、なんか見る映画間違っちゃったかな?と思いきや、なんか予想外で楽しかった。

 

演出は凄いシリアスにしてるもんで、途中までは小難しい真面目な映画かな?と思ったらコレかよ!と、思わぬ方向性でニコニコが止まらないクソ馬鹿映画だった。
いや、最後まで真面目っちゃー真面目なんだけど、この映画をネタバレアリで説明してみろと言われたら、誰しもアホかと苦笑いしちゃうレベルの話がイイ。

 

中身がありそうでアタマ空っぽな感じ…深読みしようと思えばできるっちゃーできるけど、本質的には見た目で勝負の映画だと思うんで、意味があるのか無いのかわらからんシーンで一喜一憂するのが楽しいと思います。

 

 

■「うつ病になってマンガが描けなくなりました 入院編」読む。

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『かってにシロクマ』『コージ苑』『サルでも描けるまんが教室』なんかで知られるギャグ漫画化、相原コージうつ病で入院した実録漫画。

 

今回は2巻目になり、1巻よりずっと面白い。
つくづく、漫画家というものは自分をここまで客観視してエンターテイメント化できるもんだと感心する。

 

著者自身がうつ病になったというエッセイ漫画にはいい漫画が多い、気がする。
発端は吾妻ひでお失踪日記」だと思うんだが、田中圭一「うつヌケ」とか、永田カビの一連の漫画とか。

 

正直、相原コージうつ病になってマンガが描けなくなりました」1巻は、なんというか、うつ病から自殺未遂への流れはわかりやすいが漫画として面白いかどーかと言えば微妙だった。それが2巻でなんかすごく面白くなった。

 

思うに『コージ苑』なんかでの不条理4コマがそのまま実生活で再現されたかのような空気感。なにしろ、著者本人含めて入院患者全員が精神を病んでるんだから、日常会話がかみあわない。
その違和感がシュールなギャグとして成立しているというのを著者自身が認めてる感じ。