ネットフリックスで航空機事故関連の動画を2本見る。
■「MH370: マレーシア航空機失踪事件」
2014年3月8日、マレーシアから北京へ向かっていた飛行機が行方不明になった事件である。乗員乗客239人はいまだに行方不明である。
この事件を様々な物証や証言から謎を紐解いていくという全3話のシリーズ。
俺はこの事件で"トチ狂った機長が悪い説"を記事で読んだ記憶がある。
しかし、改めて時系列にまとめると、ますますワケがわからない。
現在、確固たる証拠は
・マレーシアとベトナムの国境の海上で突然レーダーから消えた
・最後に衛星から補足された場所は飛行ルートと全然違う場所
程度しかない。
レーダーから消失してから衛星にキャッチされるまでのルートが奇妙で、完全に逆方向である。
そもそもその近辺は当時、大規模な軍事訓練を行っていたため、巨大な旅客機が通過すれば絶対に軍に補足されるはずなのだが、その証拠もないという。
番組では、いくつかの荒唐無稽としか思えない推論を立てるのだが、それもハッキリと否定できないあたりが謎をよんでしまう。
後から、実は機内側から通信が人為的に切断された可能性があることがわかってきた。
さらに時間がたって、ついにその旅客機と思える残骸がインド洋のスマトラ島付近で見つかったのだが、その発見者がこれまた怪しいロシア人(笑)で、職業が冒険家。全世界が血眼で探していた破片を、なぜか海岸に到着してすぐマスコミがいる中で次々と発見していくのである。そして、その発見された破片からは、なぜかMH370固有の登録番号が見当たらない。
さらに、マレーシアで行方不明の機長の家宅捜査をFBIが行い、なぜか2年も経過してから機長が自宅のフライトシミュレーターで今回の事件の経路をたどっていたという発表を行うのである。なぜ2年もかかったのか…?
その機長による自殺とするならば、即座に墜落させずに、なぜこんな奇妙かつ巧妙な方法をとらねばならなかったのか全く不明である。
実際に謎が謎を呼ぶこの事件の奇妙さには驚かされる。
次に見たのはボーイングの事故
■「地に落ちた信頼: ボーイング737MAX墜落事故」
一時、737MAXが全世界で運航停止になったニュースをおぼえている。
なぜそうなったのか、今回の話でよく分かった。
端的にいえば"ボーイング社が安全確認しなかったから"なのだが、その背景は考えさせられる。
737MAXは、競合他社のエアバス社に対抗して作られた。
メリットは燃費とパイロット訓練の容易さにあった。
このパイロットの訓練の容易さ、というのは実はキモで、新開発した飛行機の場合はそれ用の飛行訓練が必要である。その訓練費用は航空会社にとって重い負担となっている。その点をクリアするため、ボーイング社は過去の機体を流用することで"訓練が不要"だという売り文句で大ヒットした機体となった。
しかし、その737MAXには一般人にはおろかパイロットも知られざる新システムが組み込まれており、それが2件の墜落事故を起こしたのである。
それをボーイング社は隠ぺいしようとした一部始終が語られる。
う~~ん。737MAX乗るのが嫌になる動画だった。
今調べたら、JALもANAも買ってるっぽいんだけど…。
チャイムが鳴って玄関に出ると、若い警察官がひとり立っていた。
すわ事件か?と思いつつも話を聞いてみると、どうやら統一地方選挙に関する賄賂なんかの違反が無いか聞き取りに来た様子。
へ~、聞き取りに来るなんてはじめてだな~と思いつつも、どーでもいい世間話をする。
「何か変わったことはありませんか?」
と聞かれたので、
そーいや、今に始まったことじゃなくて以前から数か月に一回程度、夜中に非通知でワン切りしてくるんだけど、これって一体、何が目的なんですかね?
とたん、若い警官の目が遠くを見つめながら
「…世の中には想像を超える変態がいるんですよ…」
変態…ですか?
「電話帳を上から順番に無言電話していく奴とか、なんかわからない人がいるもんなんですよ…」
と諭される。