420

松屋の食券販売機の操作は難しい。
気持ちはわかる。

 

2台並んだ食券販売機の左側だけ3人並んでて、右側にはオッサンが一人。
オッサンといっても30代前後といった風貌。
不思議に右側のオッサンを見てたら、
コインを入れる→そのまま払い戻される、という動作を繰り返しつつ、何かブツブツ独り言をつぶやいている。

 

あっ…ヤバい奴かな…と俺も左側の列に並ぶ。

 

まあ牛丼屋の食券を普通に買うだけでそれほど時間かからない。
すぐに俺の番、食券を買いつつ右のオッサンをそれとなく観察すると
「あ…あれ?コレをこう…あ?このコレを…」
よくわからない独り言をずっと言ってた。

 

■回転ずし大手、くら寿司では、食い終わった皿を机の前の穴に入れる。
俺の左に座ったオッサンはなぜか躊躇している。

 

今度のオッサンは60前後っぽいが、ワイシャツ姿で営業の途中の昼飯っぽい感じ。
通りすがりの店員に、皿を穴に入れていいのか相談し始める

 

なんとなく俺もその感覚はわからないでもない。
なんか汚いんだよねぇ…穴が。
穴の上部にコメとか醤油とかワサビがついてたりして、なんか不潔感ある穴に皿を入れるのは抵抗感がある。
まあ、マジで嫌ならこんな安い店に来るべきではないわな。

 

そのオッサン、今度は
どうやって注文するの?
と、今度はタッチパネルの注文方法を店員に聞き出す。

 

う~ん、マジでタッチパネル使ったことないなら大問題やで…
この人、くら寿司もスシローもはま寿司も行ったことないんやろなぁ。。
そもそも、スマホ使ってたら感覚的にわかる気もするけど。。

 

■時折、飲みに行くコーヒー屋の主人が左翼のアメリカ人。
「420って何の数字かわかる?」
と聞かれて、いや、わからんと答えると、大麻だよ!大麻パーティーだよ!420!とよくわからない知識を教わる。

 

その後もよくわからない話が続く。
あ、そーいやマスターの出身のカリフォルニア州でさ、確かサンフランシスコは今、10万円ぐらいドロボーしても罪にならないんでしょ?メチャクチャじゃね?と聞いたら
「ドロボーしてる奴はドロボーしたいわけじゃない!悪いのは貧富の格差だ!金持ちから盗んで何が悪いの!?」
とマジで説教される。

 

え…?オイオイ…家族経営レベルの小売り店とか死活問題だろ?例えばこの店のコーヒー屋で10万盗まれたらオオゴトじゃね?
「何言ってんだお前!盗まれるわけねーだろ?」
そうかなぁ…なんかイマイチ話が通じてないっぽいんだけど…。


「問題は貧富の格差なんだ!アメリカは下っ端と社長の給与格差が400倍もあるんだ!」
あ~…日本だとせいぜい20倍ぐらい…かな?
「20倍!?ハッハッハ!人間に20倍もの差があるとお前マジで思ってんのか?」
え…じゃあ全員給与同額にするの?
「あのね、フクシマじゃ汚染水を垂れ流ししてるんだぜ!?」
話が飛ぶなぁ。
う~~ん、この話を簡単な日本語でいうの難しいんだけど、フクシマの汚染水だか処理水だかのレベルって、世界中の原発が日常的に出してるレベルなんだけどさぁ。。
「お前は東京電力を信じてるのか!?」
あ、その指摘はちょっと面白い。

 

しかし、なんで左翼はエコロジーが好きで、極端なエコロジストの話ってみんな同じ内容なんだろうな。。と思いながらコーヒー飲んで帰った。