この世に私の居場所なんてない

ネットフリックスで映画2本見る。

■「終わらない週末」Leave The World Behind

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主演のジュリア・ロバーツ、久しぶりに見たなぁ。
カネはかかってるし、そこら辺の劇場映画以上のクオリティ。

 

少し奇妙な物語…なんか嫌な予感がずっと最後まで淡々と語られる。
一体なんだコレ?と思わせといて、ラストにネタバレがある…まあ見ないと思うのでネタバレすると、アメリカのクソ田舎で、アメリカが終焉する日を迎えたらどうなるか?というSF。

 

こーいう映画を見ると、アメリカ人の価値観に苦笑いする。
地震や巨大台風なんかでカオス状態…警察なんかが機能しなくなると、とたんに"北斗の拳"状態になるとアメリカ人は思い込んでる。
そりゃもともと治安が悪い地域とか、局所的には悪化したとは思うが、
例えば92年のハリケーン被害や94年のロサンゼルス地震なんかで地域一帯が機能停止したが、結局は皆が助け合って、暴力が支配するよーな事態にはならなかったんだけどねぇ。

 

 

■「この世に私の居場所なんてない」
I Don't Feel at Home in This World Anymore


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こっちの方が俺は好きかな…。低予算で万人向けじゃない感じというか。

まあ、でも絶対おすすめというわけでもない。

 

ちょっと内気でなんか運が悪い、特に美人でもない一人暮らしの女性宅に泥棒が入る。
その泥棒を女性が捕まえようとして…という物語。

 

カット割りのテンポはかなりはやい。
なんだかガイ・リッチーっぽいな、とは思ったがどうだろう。

ノマドランド

法事で知らない街に行き、知らない電車に乗って、知らない駅に降りて、知らない家を探した。
コロナもあって知らない土地に行くってのは久しぶり。
使ってない脳みそを使ったような気がした。

 

■「ノマドランド」見る。


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日本でいうところのキャンピングカーで生活する人々を描いた映画。
劇映画ではあるが、ほぼノンフィクションに近い。
車上生活者たち、というか、流れ者というか、気ままな感じもするが実際はかなり生活はキツイ。

 

経済的破産者だったり、ガンなんかで最後は旅をしたいという人もいるが、ほとんどが高齢者。
定住しないので仕事が無い。日雇いのキツイ肉体労働が基本で給料も安い。

それでも、全米をクルマでぐるぐる旅をする。
知らない土地で知らない人と仕事をし、時には一緒に生活する。

 

日本だとフーテンの寅さん的な生き方なのかもしれない。
自由気ままな感じにある種のあこがれがあるのもわかる。
しかし、実態はかなり過酷な生活を強いられるんだよ、という内容。

 

この映画は世界中の映画賞を総なめした一本だが、俺的にはそこまでとは思わない。
思わないが、少しは考えさせられる。

レッド とか

山本直樹「レッド」がね…なかなか読み進められない。

俺は、共産主義者たちのリンチ殺人って数人程度かと思ってたらとんでもない人数だった。
「レッド」は後半になったあたりから、いよいよリンチ殺人が加速していく。

どこまでこの内容が事実なのかはわからないが、
まあカルト宗教・集団と同じ経緯であることがよくわかる。

共産主義革命にあこがれる若者たちの集団ではあるが…それが単にファッションであっても、友人関係でずるずると関係したにせよ…その共産主義とは何か、革命とは何かというカッチリした正解がない。唯一、正解を知っているとされる指導者というかグルというかリーダーが形成され、そのリーダーが絶対正義となり、それを支ええるメンバーたちの狂気が加速していく。
山本直樹は、よくこんな漫画を描けたもんだね。。読んでる方でも十分キツイ。

 

 

最近の雑感
■政治パーティー券問題って結局何なん?
新聞テレビでは大騒ぎっぽいが、最終的にはしょーも無い結果に終わりそう。
1)佐藤尊徳の説明

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2)N党の立花孝志の説明

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ここらへんの説明によれば、そもそも政治資金規正法がザルだと指摘。
・記載漏れは過去にさかのぼって訂正することができる。
・悪質であれば罪に問えるが、物証が必要。
・その物証…メモなり録音なり…がなければ、本人が否定すればおわり。
らしい。

 

■ロシア・ウクライナ戦争はずっと気になる。
ここ最近の中東情勢で日本では忘却気味っぽい。
ただ、
・小麦価格は戦争直後からずるずると低価格のまま推移。
・国際的なガス価格も安値が続いている。
ということは、大きな出来事は起こらないと予測してるっぽい。

ロシアの経済はいま、かなり好調である。
・若者の労働者が戦場に送り出されているため、失業率は歴史的低水準
・兵器開発を含めてすさまじい財政出動をしたため、インフレだが賃金も上昇
・主にガスの輸出はヨーロッパに続けられている。
半導体などの輸入も第三国を経由して入っている。
ただ、この景気が反転するのは時間の問題のような気もする。

一方、ウクライナは、
・戦争の長期化による厭戦ムードの増加
・西側諸国の兵器援助がスムーズではない
もしアメリカでトランプが再選すると援助打ち切りの可能性がある。
・ゼレンスキー大統領の支持率が低下
もし選挙をすれば負けるかもしれない。
一方、来年のロシアではプーチンが大統領にほぼ確実に再選する。

そもそもが核を持ってるロシア側は本土決戦することはない。
どちらかがねを上げるか合戦の状態は膠着状態がしばらく続きそう。

 

■中東問題
反米側…というか、イランよりの組織・国家がほぼ動かない。
エジプトも含めてパレスチナを見殺しにすることにしたように思える。
原油価格もほぼ落ち着いたままだし。

ディア エヴァン・ハンセン

■高校生の主人公、エヴァン・ハンセンに友達はいない。
その孤独は病的といっていいレベルで、母親はたまらず息子にカウセリングを受けさせる。

 

そのカウセリングで、自分宛ての手紙を書くように言われ、主人公は苦心して自分宛ての手紙を書く。
"ディア エヴァン・ハンセン"からはじまる恥ずかしい手紙を、学校で知りもしない乱暴な奴に突然奪われてしまう。

 

SNSでアップされて晒し物にされるとおびえる主人公は、学校で呼び出しを受ける。
部屋に待っていたのは、その乱暴者の両親で、その彼が自殺したことを知らされる。
その彼のポケットには、手紙が入っていた。
「キミは私の息子の友人だったんだろう?」

 

…もうね、せつないんですよ。。
誰しもが抱えるさみしさ、それも高校生の頃の強烈な孤独感をここまで強烈に描いた映画を思いつかない。
しかもこれ、ミュージカル映画なんですよね。
俺は基本ミュージカルは嫌いなんだけど、これはちょっとレベルが違ったね。。

「ディア エヴァン・ハンセン」


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■「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」見る。


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よくできてる。
よくできてるけど…まあ…もう年齢的にこういう作品が楽しめないのかもな。。
そもそも、この映画は原作?のゲームの思い入れが重要なのかもしれない。

だるだる君

久々に39度を超える熱で寝込んだ。
病院に行ってない。
 もしコロナだったら特効薬も無いので「家で寝てろ」
 もしインフルエンザだったら特効薬も無いので「家で寝てろ」
 もしプール熱、その他風邪だったら以下略
なので、家で寝てた。
そもそも39度を超えると座ることもできないので病院の待合室で座って待つことができないし、やりたくない。診察が終わって、近所の薬局で気休めの薬を座って待つこともできないし。

 

0日目というか、夕方、妙に体がだるい。風呂に入ると立てないぐらいになる。のぼせたのかとも思ったが、体温計で39度を超えてたのでビビる。

 

翌日というか1日目。ホント寝てるだけしかできなかった。どっか痛いというのがないのが救い。2回ぐらい水飲んでトイレ行くぐらいで終わり。

 

2日目になると、頭痛と腰痛がでてきて、寝てるだけもツラくなってきた。この腰痛が高熱による関節痛なのか単に寝すぎなのかわからない。
朝から寝てるので、夜に眠れるのか不安になる。熱は39度を超えたまま。

夜になってロキソニンを飲む、
飲んでから小一時間後に大量の寝汗がでてきて超不快になるが起き上がれないのでヤケクソで寝る。

 

3日目の朝、ロキソニンのせいなのかわからんが平熱に戻る。戻るがフラフラで立って歩くのがやっと。
まる2日何も食ってないので、カップ1杯分のヨーグルトを食うとウマかった。よしもう一杯と手を出して2口目ぐらいで突然食えなくなる。
昼飯はその余ったヨーグルト。
少し仕事なり家事なりをやるが、30分ぐらいが限度。30分ごとに1時間以上休憩する。

休憩ごとに紅茶かほうじ茶を飲む。ポカリスエットはなぜかあまり飲めない。
ようやく夜に食欲っぽいのが出てきたのでご飯半杯程度を茶漬けで食う。

 

4日目、この腹の痛みが空腹なのかそれ以外なのかよくわらない。
朝に握りこぶし程度のパンと、ミルクティーを飲むと腹痛がなくなったので空腹だったと判明する。
まあ多少は動けるかと思ったが、小一時間動くと、息切れする。
体のだるさがとれない…う~ん、これってコロナ後遺症っぽい気がするんだけど。。

 もしコロナだったとして、ハイそうですか、で終わり。

 もしインフルエンザだったとして、ハイそうですか、で終わり。

 もし他の…ハイそうですか、で終わりなので病院に行くつもりはない。

東京ヒゴロ

某Hの課題本、松本大洋「東京ヒゴロ」読む。

何気なく1巻手に取ったら3巻の最後まで一気読みしてしまった。
もうね、マンガ読みにはたまらん漫画でしたよ。

 

主人公が漫画と決別しようと整理してたとき、床に漫画本をブチまけるんだけど、その漫画本にアッと声が出る。
大友克洋「ショートピース」、諸星大二郎「僕とフリオと校庭で」、手塚治虫ブラックジャック」…
昭和からの漫画世代にはシビれる。

そんなディープな漫画好き主人公が、自分好みの漫画雑誌を創刊する、という漫画。

スゴイね、松本大洋。。
1巻の最後の話、ある女性漫画家がスーパーのレジ打ちの仕事と同時並行で血沸き肉躍る漫画を描くというものだが、そもそもがオフビートで語られる本作で、血沸き肉躍る漫画が同時に進行する手法…これはモンタージュ技法っていうのか?登場人物がスーパーのレジ打ちをし、クソにもならない噂話をスーパー仲間と会話しつつも、こんなにもドラマチックな漫画を描いているんだよ…って文字で描くとなんかパッとしないが、この漫画表現に震える。

 

 

炎の転校生」なんかで知られる漫画家、島本和彦は自身がモデルとしか思えないマンガ「燃えろペン」「吼えろペン」にて、ついに自分が編集長になって漫画雑誌を創刊する話がある。
その漫画雑誌のコンセプトをどうするか?という会議で、主人公は
「漫画エリートのための漫画!」と叫ぶのだが、
まさしくこの漫画が漫画エリートのための漫画といえよう。


なお、島本和彦の話では依頼した原稿がほぼ全員間に合わず、「一番信頼できない漫画家を信頼せねばならない!」と叫び狂い、
漫画家をボコボコに殴った後に「俺が(全連載作品をトレスして)全部描く!」という狂気を描く漫画であった。

 

しかし、本作「東京ヒゴロ」を読んだ漫画好きは皆、COMIC CUEコミック・キュー)を思い浮かべたはずだ。
当時から原稿を落とすことで有名だった漫画家、江口寿史が編集長となって、激シブの作家陣を引っ提げた漫画雑誌だった。
まさしく本作の主人公であり、まさしく漫画エリートための漫画雑誌だった。結局は廃刊?休刊?したけど。
今、amazonで調べたら、COMIC CUEはとんでもない価格になってるなぁ。。

MIRAI

オッサンと待ち合わせしたら、そいつがトヨタのミライに乗ってきた。
ミライ、買ったんだ!すげえ!乗せて!

 

確か新車価格は7~8百万ぐらいしたはず。
流石は高級車っぽいつくりになってる。

 

助手席に乗ると、シートヒーターであったかい。。
座席のちょっとした調整は全部電動。
ほほぅ。
運転席の計器類が妙に少ない。最小限のデジタル表示って感じ。

 

で、エンジン音が無い。アイドリングも走行時も無音。
…エンジンあるの?モーター?乗ってる感じはEVっぽい。
加速感、トルク感はガソリン車と変わらない感じ。

※今、調べたらモーター駆動だった。

 

燃費的にはどうなん?と聞いたら、
満タンで7~8千円、400キロ以上走る、とのこと。
ふむ。。燃費費用的にはハイブリッド車と同じぐらいかしら。
ただし、なんか排気量的なものがすごく少ないらしくて、税金が少ないらしい。

 

で、中古車だと思うけど、いくら?と聞いたら
「7年落ち、4万キロ、いくらだと思います?」と聞かれて、
う~ん、200~300万ぐらい?と答えたら、
「オークションで70万、全込みで90万以下でした。」
最近、新型がでたので旧型はぐっと値段が下がったらしい。
それでも安い気もするが、水素ステーションが無さすぎる。

 

近所に水素ステーションがあれば考えてもいいが、
そのステーションがもし無くなったら、400km走るとはいえ給油地獄やで。。

もしガス欠になったとき、JAFが水素入れることができるとも思えない。

 

■なんか良かった短編漫画「遠い日の陽」

いつまで読めるかはわからんが…

comic-days.com