ハサウェイと火葬場

■「閃光のハサウェイ」見る。


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俺はコレと言ってガンダムに思い入れは無いし、そもそも初代ガンダムしか見たことない。
ロボットアニメは衰退してる気がするだけに、少々気になってたので見てみた。

 

パッと見た感じ、対象年齢が高い。高校生以上?っぽい。
作画はすごいカネかかってる感じはする。

 

冒頭、つかみのアクションシーン(ロボット無し)からはじまるのだが、政治的な背景がかなり入り組んでいる…というのも、登場人物たちが親切に全部状況を説明してくれる。
上映時間が90分程度で全部の説明はむつかしいというのもわかるが、ま~~、よくあるセリフで全部説明しちゃうパターンは正直冷める。

その冒頭15分程度は公開されてる。


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ロボットアニメの年齢層はむつかしいのかも知れない。少なくとも、この映画はロボットカッコイイ!みたいな少年向けではない。基本はドラマ重視の大人向けなのだが、ホントに大人が見ると、まあロボットだし…的な感じになるのは仕方がない。背伸びした青年向け?っぽい感じ。

 

さらにロボットアニメをとりまく近年の状況がさらに厳しい。
庵野秀明エヴァンゲリオンでのロボット演出、押井守によるロボットアニメの視点、オッサンのオタク的視点からすれば、ここらへんを踏まえつつもガンダムの新機軸とは何か?というのをいやらしく楽しみにしたい感じだった。

 

で、「ハサウェイ」の演出はなかなか面白かった。
どちらかといえば押井守っぽい感じで、バーンとロボットを見せるのではなく、あくまでも登場人物の視界に入るので描きましたという感じにしている。動き方も特徴的で、ロボが動く際にほとんど音がしない。ほぼ無音でものすごくスムーズに動くという感じながら、それなりに重量感がある演出はさすが。

 

前半のロボットアクションシーンについては、動いている巨大ロボを至近距離で人が見上げたら全体像がよくわからない、という演出が前半のロボアクション。しかもロボの攻撃で町中ボッコボコで危なくてしょうがない的演出はロボアニメにしては妙に生活感?があってリアルっぽい。

 

後半、ロボット同士のアクションシーンになるが、パイロット視点はほぼゲーム「エースコンバット」とほぼ同じ画面になる。んでもって、ロボット同士が映る第3者視点だと暗かったり動きがはやすぎてよくわからない。
ただ、ガンダムらしい画面演出…ロボットが映る画面に三角形のワイプが出てきてパイロットが映ってるやつ…が久しぶりに見れて妙に満足。

 

作品全体の感じ…例えるのもアレだけど、いわば「ダークナイト」のコンセプトっぽくて、リアルにガンダムという兵器が使われるのはどういう場面で、実際にはどうなるか?という感じのアニメだった。

 

思ってたよりは面白かったんだけど、女性キャラ…いらなくない?
冒頭から出てくる不思議ちゃんとか、後半出てくる仲間のメンバーとか、物語にホント必要か?と思わざるを得ないのと、不思議ちゃんを除いて、皆、服の布地の面積が少なすぎる。。

 

■「火葬場で働く僕の日常」読む。

gendai.ismedia.jp

 

様々な仕事をテーマに、いろいろなマンガがある。
これまで火葬場の仕事漫画は読んだことが無かった。焼いてる最中にちゃんと棒で突っついてやらないとイイ感じに焼けない、というのは初めて知った。

 

火葬場あるある的な内容に終始せず、意外と真面目な内容は面白かった。