ハイパーインフレーション55話

住吉九「ハイパーインフレーション」が完結した。
…まだネットで全話無料公開されてる!?

[1話]ハイパーインフレーション - 住吉九 | 少年ジャンプ+

 

この漫画、55話で衝撃的展開を迎える。
作者は55話を描きたかったから、この漫画を描いたとしか思えない。

 

ネタバレしちゃうと、実際の金融の歴史で起こった2つのビックイベント
金本位制からの脱却
・政府から独立した中央銀行の設立
これを漫画内ではなんと偽札によって成功させるというものだった。
金本位制までならまだしも、偽札を国債として流通(!)させ、政府から独立した手法をとることができる機関(=近代的な意味での中央銀行。経緯としては日本銀行よりFRBに近い感じ)を設立させるアイディアには驚かされる。

 

…?はあ?なに言ってんの?

 

という人には多分、この55話の凄さが理解できないという凄い漫画である。
そもそも、55話でなんで経済が上向きになるの?良質のインフレって何?という読者には理解がキツイ。漫画内ですべてを3行以内で説明はしてくれるけど…う~~ん、高校生でもちょっと難しいかもな。。

 

 

それはそれとして、

 

実は、今年後半あたりからリアルの不動産価格が下落するんじゃないかと予想してたんだが、シリコンバレーバンク(SVB)の救済策で話が変わってきた気がする。

 

そもそもなんで不動産価格が下落すると予測したのか?といえば、それはアメリカの利上げが一番の理由だが、同時に量的緩和から引き締めに転じているからでもある。

その引き締めを今回の銀行救済策で爆発的に緩和してしまった。これがただちに不動産価格に反映するかはわからないけども、これはインフレ長引きそうだし、不動産価格もそう簡単に下がらないような気がしてきた。