BLUE GAIANT

JAZZアニメ映画「BLUE GAIANT」見る。
前評判の高さから期待はしてたけど、思った以上だった。


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原作はマンガ。音楽を漫画で描く最大の欠点は竹熊健太郎が指摘するまでもなく、音が出ないことだ。
一方で、音楽自体がテーマの映画は、その音楽が聞こえてしまうのも善し悪しではある。


俺はジャズにそれほど興味は無い素人なりに、何かわからんが、このサックスはいいんじゃないかと思えたし、この演出は良かった。

ジャズには一家言ある某Hがどう思うかはわからんが。


演奏シーンは抽象的でアグレッシブ。あのアニメ映画「アメージング・スパイダーマン」を思わせるほどに抽象的だけど、その心象風景はなんかわかる。

しかも演奏している指の表現なんかは細かい。先に音を録音してから絵をつくったらしいが、ばっちり合ってるのは気持ちいい。

 

3人のキャラクターもストーリーもベタな展開とはいえ、多少なりとも楽器を演奏したことのある人間ならば誰しも共感できる感情表現が素晴らしい。
…逆にいえば、何も楽器をやったことない、ジャズなんて意味わからんという人はちょっと無理かも知れんが、そもそもこの映画を見ないだろう。

 

さらに、視聴者が若ければ主人公たち、中年以降なら主人公をサポートする側の大人たちに感情移入できるようになってる。
どっちの視点で見ても面白い映画だと思う。

 

 

同じくNETFLIXで2015年版の「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」見る。


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う~~~ん。攻殻機動隊っぽいのやりたい感はわかるんですけど、微妙に年齢層低め感がキツイ。
ブレードランナーとかの大人向けハードSFっぽい見た目なんだけど、中身は中学生向けって感じかな。。
最後まで見たけど。