1954年の初代「ゴジラ」

ぼんやりと昼飯を食いながらyoutube見てたら、
あっ、そうか、と気が付かされた。
消費税は法人税である、と。

 

とあるサラリーマンが実際に裁判を起こした。

「売り上げが1千万以下の業者は消費税を払う義務はない。免税である。しかし、そこで110円で売ってる品物はとなりのコンビニでも同じ値段である。ということは、その免税業者は消費税分を客から受け取っておきながらポケットに入れてるのおかしくね?

客としては免税業者に消費税分パクられてるだけじゃね?」
という裁判である。

 

結論として、"消費税は客が払ってない。法人が法人税として支払ってる税"なので問題無い、というものだった。

 

客側の感覚として、110円の物を買うと、品物は100円で消費税分10円支払ってる気がする。しかし、コレは間違いなのだと、最高裁で決着がついたのだ。

 

要するに消費税10%とは、売り上げの11分の1を税金とする、という法律である。
消費税分を上乗せするか否かは売る側が勝手に決めてよいのだ。

 

かつて、消費税導入前に売上税という名前で導入しようとして反対された。
なんでもかんでも売り上げにかかる税金は許せない、と。
しかし、消費税という言い方にすればまるで消費者側、客側が払うように思える。
ところが、内容は同じであって、要するに売上税である。
海外では付加価値税ともいわれるが、
付加価値税=売上税=消費税 なのだ。

 

法人税の種類はたくさんある。
固定資産税だってそうだ。税金以外にも社会保険料もある。そーいうのを全部ひっくるめて商品の価格は決まる。
すべての税金を全部含めたうえで利益が出るような価格設定になっている。
そして、企業規模なんかによって控除額が変わる。消費税もそのうちのひとつである、ということなのだ。


…まあそんな話はともかく、
ゴジラVSコング」見る。


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まあいい大人が見るにはキツイけど、怪獣が好きって人なら満足だと思う。たぶん。
怪獣バトル満載でドラマは無い。

予告動画でもあるけど、空母の上でゴジラとコングがグーパンチで殴り合いはちょっと笑った。
これだけで俺ぁ結構満足かな。。

 

まだ見てない人は今後も見ないだろーから勝手にネタバレすると、メカゴジラが出てくる。そのメカゴジラが滅法強いってのもよかった。

 

しかし、ゴジラ・シリーズって俺ぁ正直心底面白いと思ったためしがないんだけど、なんでこんなにシリーズが出てるのかと疑問であった。

見た目と話の内容は明らかに子供向けなのに俳優陣が妙に20~30代ぐらいの若者向けだったり場合によってはそれ以上の年齢層向けでなんか奇妙な感じがいつもしていた。

 

ゴジラにそんなに興味のない俺と違って、往年のゴジラのファンは大抵、1作目のゴジラが面白いという。
なので、1954年の初代「ゴジラ」はじめて見てみた。


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うん、これは大人向けの良い映画だった。
なるほど、この1作目の幻影?をもう一度追いかけようとするファンの気持ちが少しわかった気がする。

もちろん白黒映画だし、今の感覚からすると冒頭30分ぐらいは話がモタモタしてる感はある。
しかし、後半の1時間の話の展開はよくできてる。

 

よく言われるように、ゴジラが大人の社会風刺映画だ、というのがわかった。

 

ゴジラは原爆(水爆?)実験で目覚める。そのことを発表しようとすると、国会っぽい場所で軍人側が今後の核実験に支障が出ることをむしろ心配して公表しないように求める。
とか、
東京を延々と火の海にするけど、そのレベルがすごい。

東京がほぼ完全に壊滅する。
東京大空襲を模しているといわれるが、昨今のゴジラ映画でここまで完全に都市を滅ぼすレベルにはなってないと思う。
とか、
ケガ人であふれかえっている病院の中、ゴジラ放射性物質を巻き散らかしているので子供にガイガーカウンターを当てて怪訝な顔をする科学者?の演出は多分現代だと強烈すぎてできない気がする。
とか、
話の主軸で登場する2人の科学者…生物学者?の方は冒頭からずっとゴジラを殺すことに反対し続ける。一方の化学系?の科学者は核兵器並みの新兵器を開発してしまうが、その新兵器で世界を変えてしまうことに危惧を抱き、ゴジラ抹殺に新兵器を使うことに反対し続ける。
やがては東京のあまりの惨状と周囲の人間に説得されてついに新兵器でゴジラを抹殺するに至るが、新兵器を発明した科学者は自ら命を絶つ。
とか…とか。