ミッション・インポッシブル デッドレコニング パート1

何故か、友人に映画に行こうと誘われた。
今、そんな見たい映画ってあるの?と思ったら、
「ミッション・インポッシブル デッドレコニング パート1」だった。


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いや~、久々に映画館で寝たね…。
正直、3分の予告編を3時間にしただけの印象でしたね。。

 

まあコレだけ規模がデカくなった映画は、どーしても顧客ターゲットを絞れない。
子供含めて家族連れでも楽しめる的なつくりと、大人向けの機微な話の両立は無理なんだろう。

 

だからといって物語が単純かと言えばそーでもない。
登場人物が多いし、それぞれに事情があるので全部説明しようとすると複雑にはなる。
ただし、結局はトム・クルーズが全部解決するんでしょ?という絶対的な不文律がわかってるだけに単純といえば単純。

 

ミッション・インポッシブルはシリーズ物とはいえ、これまでそれなりに独立した物語だったと思うんだけども、今回は敵も味方も過去作の物語から引っ張ってくる。なので、俺は見てるハズなんだけど全然覚えてない敵がすごい重要人物ででてくる。劇中で"重要人物だったよ!みんな大丈夫?"というわかりやす~い演出でわかるんだけど、なにぶん何もおぼえてないので何も感慨が無い。

 

本作、またしても世界の危機をトム・クルーズが救おうとして、決死で鍵を手に入れようとするものの、そもそも何に使う鍵で、どーいった危機が迫っているのかは知らされてない。
一方、観客は映画の冒頭シーンで、その鍵の役割を知らされる。
なので、客側はすでにネタバレ状態で、その謎を追って必死こいてる演者たちを見ているワケだ。
この構造、分かりやすいといえばそうだが、ある程度の大人であれば、正直つまらん。。
トム・クルーズらのチームが劇中であーでもないこーでもないと議論してるあたりで俺ぁ寝ちゃった。
ここら辺に超大作であるが故の弊害を感じざるを得ない。

 

肝心のアクションは確かに凄いけど、このアクション必要?と思わざるを得ないものばっかり。
いつものカーアクションは、妙にコメディタッチだし。

宣伝動画のバイクで崖を飛び降りるシーン含めて、まずはアクションシーンだけ考えて、後から物語を付け足していったような映画だった。

 

タイトルに"パート1"と書いてあるとーり、この映画で終わらずに次回に続くよ!という終わり方も萎える。結構上映時間長いのにさぁ。。
ちなみにエンドロール後に映像は無いので、もし見に行くならエンドロールがはじまったらすぐ帰って大丈夫やで。。