「レッド」といい、地震といい、航空機事故といい、正月早々に心がすさんでしまったので、どーでもいい映画を見る。
■「マリー・ミー」
もうね、10分程度ですべての話が予測できるコメディ。
上記のyoutubeの紹介動画が2時間かかって語られるだけである。
要するに「プリティ・ウーマン」の逆で、超セレブの女性がさえない男性と付き合う話。
しょーもない…のに、なぜか最後まで見る。
とにかく時代を感じる。
「プリティ・ウーマン」における無意識的ともいえる男性優位社会を、すべて昨今の政治状況を踏まえた状況に置き換えたらこうなるんだと妙に感心する。
主演のジェニファー・ロペスはともかく、ぱっとしない男役のオーウェン・ウィルソンはいつも複雑な役柄をこなす。
■「映画 ゆるキャン△」
最近聞かなくなった"萌え"。萌えアニメブームの最後の方に「ゆるキャン△」があったんじゃないかと俺は勝手に思っている。
萌えアニメ自体に俺は興味は無いが、この「ゆるキャン△」は5人(だったっけ?)の女子高生がキャンプするだけのアニメ。
そのキャンプ描写が妙にリアルというか、キャンプ初心者が見てホッコリする、という内容だった。
その劇場版、噂には聞いてたが、主人公たちが社会人になって、再度キャンプをする、という物語であった。
そのキャンプが、かなりグレードアップして"地方自治体の役所の事業としてキャンプ場をつくる"という、劇場版として絶妙にリアルな設定を考えてるなと感心する。さらに物語としてちゃんと山あり谷ありで最後はまあ上手くいきましたよね的展開なあたりは予想通りといえば予想通りなんだけど、それが悪いわけでもない。映画としての脚本はこれで良い気がする(すげえ上から目線で)。
ただし、このアニメの客層からしてこの設定と物語どうかな?とは思う。
単純に萌えアニメ見たいだけの客に対して、そもそも成人しちゃった件と、一時的ではあるが全員が落胆するような場面があることは求めてない気がする。